働くということ②
皆さまこんにちは。
昨日ご紹介した、講談社より発売しております
『働くということ』より皆様に、
私が気になった言葉、一文をご紹介します。
◇第一話 学生時代の終焉と社会との対面 より
主人公(学生)が学生時代の先輩(社会人)に
〇主人公 勝海舟の『氷川清和』に
こんなくだりがありましたよ。
【何の抱負もないくせに、つまり
財政なり外交なり自分の主張を
実行するために就官を望むのではなくって
何でもいいから月給にありつきさえすればよいと
いうふうな猟官連はそれはみっともない】
この言葉は、ぼくの耳にはこんな風に響きましよ。
自分で何かをしようとするために就職をするのではなく
何でもいいから月給にありつきさえすれば
よいというふうな就職試験の受け方は…それは…
▲先輩 場所をかえよう
場所をかえて
▲先輩 どこでも就職してみりゃわかる
自分がどれほど身勝手で何一つわかって
なかった事が身に染みてわかる。
俺は親が汗水たらして働いているところを
この目で見たことがない。お前はどうだ?
〇主人公 同じです。僕の親も勤め人でしたから…
▲先輩 俺たちはつまり大学を卒業して実社会に
出ていく者は、その時になって初めて働く親の
姿に出会うんだ。あまりにも遅い出会いだが
出会わないよりマシだ。
遅れを取り戻すために俺は必死だよ。
◇第二話 そろばんが教えてくれたこと より
主人公(社会人1年生 初日前夜の思い…)
〇主人公 勝手きままな学生時代とは違うんだ
朝起きて夕方まで自分の時間がない
生活がずっと続く…時間の自由を失う事を
自覚しなけりゃいけない
これからは人間関係の自由も失う
学生時代と違い職場では顔も見たくない相手とも
口をきかねばならないかも それにこれからは
住む所だって思うにまかせない…
これほどまでに自由を捨てて、人は何故就職
しなければならないのだろう…
あまりじゃないか…
あまりに払う犠牲が大き過ぎるじゃないか…
◇第三話 組織の立体像を掴むため より
主人公(社会人1年目 各部署研修終了後の思い)
〇主人公 自らが属する企業の立体像を掴むのに
組織図やフローチャートをいくら
眺めても目的は果たせない
実際の仕事の内側に身をくぐらせなければ
何もわかりはしないのである
いかがでしたでしょうか?
学生、新入社員、中堅・ベテランの皆様にも
何かを感じて頂ければとてもうれしいです。
※明日は第4話~6話までをご紹介します。
ではまた。